東京株式(前引け)=大幅続伸、半導体主力株が一斉高で全体を牽引
3日前引けの日経平均株価は前営業日比559円49銭高の4万9862円94銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億6068万株、売買代金概算は2兆6248億円。値上がり銘柄数は524、対して値下がり銘柄数は1025、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は大幅反発となった。日経平均寄与度の高い半導体値がさ株などが一斉高に買われ、全体を押し上げている。前日の米国株市場では、今月行われるFOMCでFRBが利下げに動く公算が大きいとの見方が強まるなか、NYダウなど主要株価指数が揃って反発しており、東京市場でもリスク許容度の高まった外国人投資家などの買いが観測されている。ただ、全体でみると中小型株には逆風が強い。前引け時点で値下がり銘柄数が1000を上回り、プライム市場の64%の銘柄が下落している。なお、TOPIXは小幅マイナスだった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金上位で大きく切り返し、レーザーテック<6920>の上げ足の強さも際立つ。このほかSCREENホールディングス<7735>が値上がり率トップに買われ、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄が軒並み大幅高に買われた。三井海洋開発<6269>、IHI<7013>なども上値を追った。TOKYO BASE<3415>、CIJ<4826>も高い。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが利食われ、サンリオ<8136>も軟調。イオン<8267>は大幅安で下値模索が続く。ペプチドリーム<4587>、UACJ<5741>が急落、第一三共<4568>も大きく水準を切り下げた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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