【これからの見通し】経済指標に敏感に反応する相場、まさしくデータ次第の展開
【これからの見通し】経済指標に敏感に反応する相場、まさしくデータ次第の展開
昨日はドイツ非製造業PMI速報値が50割れと予想外の悪化を示したこと、続く英PMI速報値が製造業と非製造業ともに弱含んだことにユーロやポンドが下落、債券利回り低下を通してドル円も下げた。しかし、株式市場にとっては追加利上げ観測の後退が好感された。米PMI速報値が低下すると、ドル売りに反応。ユーロやポンドは反発した。結局のところ、ドル相場も円相場も往って来いの様相となり方向性は見えにくかった。
ただ、市場が経済指標に対していつもよりも敏感に反応することは明確となったようだ。金融政策に関する見通しも影響されており、まさしくデータ次第の展開となってきている。ちなみに、最新のロイター調査によると、9月の英中銀会合についてはほとんどの調査対象者が25bp利上げを予想している。ピーク金利については5.50%の見方が優勢となっているようだ。7月調査では5.75%、6月調査では5.50%が優勢と、見方は毎回揺れ動いている。
この後の海外市場で発表される経済指標は、香港貿易収支(7月)、トルコ中銀政策金利(8月)、米耐久財受注(速報値)(7月)、米新規失業保険申請件数(08/13 - 08/19)など。トルコ中銀は政策金利を現行の17.5%から20.0%へと引き上げる見込み。米耐久財受注は前回の+4.6%から今回は-4.0%に落ち込み見込み。ただ、輸送用機器を除く前月比では+0.2%と前回の+0.5%から小幅の伸び鈍化にとどまる見込み。新規失業保険申請件数は24.0万件と前回の23.9万件とほぼ同水準となることが見込まれている。
発言イベント関連では、きょうから26日まで経済シンポジウム「通称:ジャクソンホール会議」が開催される。植田日銀総裁の出席も報じられている。メインとなるのはあすのパウエル米FRB議長とラガルドECB総裁の講演となる。ただ、適時に発言が報じられることもあり注意はしておきたい。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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