中国警戒継続も、ドル円は145円台推移続く=東京為替概況
中国警戒継続も、ドル円は145円台推移続く=東京為替概況
ドル円は145円台での推移が続いた。先週末の市場ではポジション調整の動きもあり一時145円割れを付けたがすぐに買い戻しが入るなど下値しっかりの展開が続いた。一方で介入警戒感や中国警戒でのリスク回避の動きもあって上値も重く、上下ともに動きにくい展開。
24日-26日のジャクソンホール会議を前に慎重な姿勢も見られた。
ドル円は145円10銭台を付けた後、ドル人民元でのドル高元安もあって145円63銭まで上昇。上値トライも続かず午後は145円40銭台での推移となっている。
ドル人民元は元安が進んだ。10時15分に中国人民銀行は最優遇貸出金利を発表。1年物を0.10%引き下げたが、市場予想の0.15%を下回る下げに留まった。また5年物は0.15%利下げ見通しに反して据え置きとなった。この結果を受けていったん元買いとなったが、同時に発表された対ドル基準値が市場の期待するほどの元高とならず、すぐに元安に転じた。中国景気の先行き不透明感が強まったこともあり、ドル人民元は7.29台から7.3090台を付けた。またドルオフショア人民元は7.3020台から7.3297までの上昇となった。
ユーロドルは朝から17ポイントレンジと落ち着いた動き。
豪ドルは中国懸念でやや頭が重く、0.6410台から0.6395を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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