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FX/為替「ドル/円、前回介入ラインを超えて上昇 口先介入を警戒しつつ米金利睨みで推移」 外為どっとコム トゥデイ 2023年8月17日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年8月17日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼16日(水)の為替相場
(1):英コアインフレが高止まり
(2):ユーロ圏鉱工業生産は改善
(3):米住宅着工件数は増加
(4):FOMC議事録を受けて146円台へ上伸

▼16日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:カギは円安けん制トーンと米長期金利/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

16日(水)の為替相場


期間:16日(水)午前6時10分~17日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英コアインフレが高止まり

英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.8%と6月(+7.9%)から大きく伸びが鈍化したものの市場予想(+6.7%)は上回った。一方、変動の大きいエネルギーや食品などを除いたコアCPIは+6.9%と6月と同水準にとどまった(予想+6.8%)。コアインフレの高止まりを受けて英中銀(BOE)の金融引き締めが超過するとの観測が高まりポンドが上昇した。

(2):ユーロ圏鉱工業生産は上昇

ユーロ圏6月鉱工業生産は前月比+0.5%と予想および前回(±0.0%)を上回った。同時に発表されたユーロ圏4-6月期域内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.3%と速報値と同じだった。

(3):米住宅着工件数は増加

米7月住宅着工件数は年率換算145.2万件(予想145.0万件、前回139.8万件)と概ね予想通りながらも6月から増加。その後に発表された米7月鉱工業生産は前月比+1.0%と予想(+0.3%)を上回り、同設備稼働率も79.3%と予想(79.1%)以上に上昇した。

(4):FOMC議事録を受けて146円台半ばまで上伸

米連邦公開市場委員会(FOMC)は7月会合の議事録で「インフレに著しい上振れリスクがあり、金融政策の追加引き締めが必要になり得るとの認識を大半の参加者は引き続き示した」として追加利上げの可能性に言及。一方で「幾人かの参加者は政策を不用意に引き締め過ぎるリスクと、引き締めが不十分な場合のコストとの間でバランスを取ることが重要だとの見解を示した」とした。また、「経済が年末に向けて穏やかな景気後退(リセッション)に入るとはもはや判断していない」とするスタッフエコノミストの見解も示された。これを受けて米10年債利回りが約10カ月ぶりに4.28%付近へと上昇するとドル/円はその後、146.41円前後まで上値を伸ばして昨年11月10日以来の高値を付けた。

16日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:カギは円安けん制トーンと米長期金利

昨日のドル/円は9カ月ぶりの146円台へ続伸。アジア株安などを受けて145.31円前後へ小緩む場面もあったが、NY市場では米長期金利の上昇を背景に昨年11月10日以来の高値となる146.41円前後まで上伸した。なお、米10年債利回りは連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が追加利上げの可能性に言及したことを受けて昨年10月以来10カ月ぶりに4.28%付近まで上昇。日米金利差の拡大が意識されてドル買い・円売りが活発化した。
ドル/円は、財務省・日銀が円買い介入を実施した昨年9月22日の高値(145.91円前後)を上回っており、本日は本邦財務省筋による円安けん制が入ることが予想される。今週15日には鈴木財務相らが「行き過ぎた動きには適切な行動を取る」などと述べたが円安抑制の効果はほとんどなかった。口先介入のトーンがさらに強まるか注目したい。また、米長期金利の動向にも引き続き注目だ。
足元の金利上昇とドル高の理由のひとつには、米経済が予想以上に強いことが挙げられる。アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、昨日時点で7-9期の米国内総生産(GDP)成長率の見通しは年率5.8%と極めて高い水準にある。本日のドル/円がどこまで上値を伸ばせるかは、本邦当局者による円安けん制のトーンと米長期金利の動向がカギとなりそうだ。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数

注目のイベント:特になし

特になし

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※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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