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FX/為替「ドル/円、高値圏から急反落 米格下げの影響見きわめへ」 外為どっとコム トゥデイ 2023年8月2日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年8月2日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼1日(火)の為替相場
(1):RBA 2カ月連続の金利据え置き
(2):独失業率は予想を下回る
(3):米経済指標は市場予想を下回る
(4):追加利上げを巡りFRB内で意見が割れる

▼1日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な相場展開となりそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

1日(火)の為替相場


期間:1日(火)午前6時10分~2日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA 2カ月連続の金利据え置き

豪中銀(RBA)は政策金利を4.10%に据え置くと発表。大方の予想通りの決定ではあったが、一部に利上げ予想があったことから豪ドルは売りが優勢となった。声明では「インフレが妥当な期間内に目標に戻ることを確実にするためには、金融政策のさらなる引き締めが必要になるかもしれないが、それは経済とインフレがどのように進展するかによって決まる」と改めて表明した。市場では2カ月連続の金利据え置きとなったことでRBAの利上げサイクルが終了したとの見方も一部に出ていた。これより前に発表された中国7月財新製造業PMIが49.2(予想50.1)と節目の50.0を3カ月ぶりに割り込んだことも豪ドルの重しとなった。

(2):独失業率は予想を下回る

独7月失業率(失業保険申請率)は5.6%と市場予想(5.7%)を下回り、同失業者数は0.4万人減と予想(2.00万人増)に反して減少した。その後に発表されたユーロ圏7月失業率は6.4%であった(予想6.5%、前回6.4%)。

(3):米経済指標は市場予想を下回る

米7月ISM製造業景況指数は46.4と市場予想(46.9)には届かなかったが、2020年5月以来の低水準だった前月の46.0からはやや改善した。米6月JOLT求人件数は958.2万件と市場予想(960.0万件)を僅かに下回った。これらを受けてドルは一時売りに傾いたが、米長期金利が持ち直すと再び上昇した。

(4):追加利上げを巡りFRB内で意見が割れる

シカゴ連銀のグールズビー総裁は「利上げを終えるためにはさらなるインフレ緩和の証拠がほしい」「9月会合での行動について事前にコミットすることはない」と発言。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁は「9月に利上げが必要になるとは思わない」「インフレは容認できないほど高いが、大幅な進歩が見られる」と述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)内で追加利上げを巡り意見が割れていることが浮き彫りになった。

1日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:神経質な相場展開となりそう

昨日のドル/円は7月7日以来の143円台へと続伸。日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の柔軟化を決めた前週末から続く円売りに加え、米長期金利の上昇を背景とするドル買いも入った。米7月ISM製造業景況指数や米6月JOLT求人件数は予想を僅かに下回ったが、米景気の底堅さが示されたと受け止められ143.55円前後までドル高・円安が進んだ。ただ、NY市場終了後に格付け会社フィッチが米国の外貨建て長期債格付けを最上位の「AAA」から「AA+」に引き下げたことで、東京市場オープン直後に142.60円台へとドルが下落。

本日は、フィッチによる米国債格下げの影響を見きわめる展開となろう。格下げ直後の市場反応はドル安・米株先物安で、これから始まる時間外の米国債やアジア株の動きにも注目が集まりそうだ。格下げによる米国債売りで長期金利が上昇してもドル/円のサポートにはなりにくいと見られ、株安が進めば円買い主導でドル/円の下落につながる可能性もある。一方で、米国債や世界の株価に大きな変動がなければ、足元のドル高・円安の流れが続くことも考えられる。本日のドル/円は米格下げに対する各市場の反応を睨みつつ神経質な相場展開となりそうだ。

注目の経済指標:ADP雇用統計

注目のイベント:内田日銀副総裁発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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