ミネアポリス連銀総裁 インフレ見通し「かなり前向き」もコアインフレ依然として中銀目標上回っている
ミネアポリス連銀総裁 インフレ見通し「かなり前向き」もコアインフレ依然として中銀目標上回っている
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、米国のインフレ見通しは「かなり前向き」だと述べた。
カシュカリ氏は、米経済の回復力には驚かされている。基本的なシナリオは経済は減速するものの景気後退は回避されるというものだ。逼迫しすぎている労働市場の沈静化を目指している、まだ広範囲な雇用喪失や賃金低下は見られない。労働市場に何もコストをかけずに、このインフレサイクルを終わらせるというのは個人的には現実的ではないと思っている。米失業率は3.6%で推移しているが、今後数カ月では4.0%まで上昇する可能性がある。私の認識では依然としてソフトランディングだと述べた。
また、カシュカリ氏は、さらなる利上げが必要かどうかの指針となるデータを注意深く監視していると繰り返した。6月のコアインフレが予想を下回る4.1%となったことについては、依然として中銀目標の2%を上回っていると指摘。

執筆者 : MINKABU PRESS
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