ハネウェルが決算受け下落 第3四半期の見通しを嫌気=米国株個別
コングロマリットのハネウェル<HON>が下落しており、ダウ平均を圧迫。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)は予想を下回っている。主力の航空宇宙が堅調だった。ただ、ガイダンスでは、通期の見通しは若干上方修正したものの、第3四半期について予想を下回る見通しを示したことが嫌気されている模様。
アナリストからは第2四半期の業績上振れと通期のガイダンスの微調整は予想されていたが、第3四半期のガイダンスは予想以上に弱い印象。事前の期待値が低かったこともあり、第2四半期は予想を上回ったが、見通しについては判断が複雑だと述べている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.23ドル(予想:2.20ドル)
・売上高:91.5億ドル(予想:91.6億ドル)
航空宇宙:33.4億ドル(予想:32.2億ドル)
素材&テクノロジー:28.6億ドル(予想:28.3億ドル)
建設:15.1億ドル(予想:15.6億ドル)
安全・生産性:14.3億ドル(予想:15.5億ドル)
・既存事業売上高:+3%(予想:+3.1%)
・FCF:11.3億ドル(予想:12.3億ドル)
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.15~2.25ドル(予想:2.33ドル)
・売上高:91~93億ドル(予想:92.7億ドル)
・既存事業売上高:1~4%(予想:2.7%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.05~9.25ドル(従来:9.00~9.25ドル)(予想:9.16ドル)
・売上高:367~373億ドル(従来:365~373億ドル)(予想:370.1億ドル)
・既存事業売上高:4~6%(従来:3~6%)(予想:+4.6%)
・FCF:39~43億ドル(41.6億ドル)
(NY時間14:43)
ハネウェル<HON> 197.51(-10.76 -5.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。