アジア株 上海株は大幅安、1月以来の安値 端午節連休中の旅行支出・売上高がコロナ禍前水準に戻らず
アジア株 上海株は大幅安、1月以来の安値 端午節連休中の旅行支出・売上高がコロナ禍前水準に戻らず
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 18868.89(-21.08 -0.11%)
中国上海総合指数 3163.48(-35.09 -1.13%)
台湾加権指数 17093.52(-108.88 -0.63%)
韓国総合株価指数 2580.49(+10.39 +0.40%)
豪ASX200指数 7075.50(-23.73 -0.33%)
アジア株はまちまち。
連休明け上海株は1.13%安、今年1月以来の安値をつけている。米中関係悪化や中国経済停滞が引き続き懸念されている。
今年の端午節連休中の旅行支出および売上高はコロナ禍前の水準に戻らなかったもよう。消費者心理は依然として改善されておらず、国内の消費減速が鮮明となった。中国当局が未だに景気支援策を打ち出していないことも懸念されている。
食料や飲料など生活必需品関連の下げが目立つ。金融やハイテク、不動産株も総じて下落。自動車関連は上昇、連休前に中国当局が電気自動車(EV)購入の税制優遇を2027年末まで延長すると発表したことが引き続き好感されている。
香港株は前営業日終値を挟んで推移。レノボやJDドットコムなどハイテク関連が下落。不動産や銀行、素材関連も売られている。中国端午節連休中の旅行支出がコロナ禍前の水準に戻らなかったとの報告が嫌気されており、カジノ運営会社のサンズチャイナなど消費者サービス関連の一角も下落している。一方、エネルギーや自動車、医療品関連の一角は上昇している。
スマートフォン大手のシャオミは4.6%高と大幅高。23日に同社株250万株を1株当たり9.96-10ドルで総額約2498万ドルで買い戻したことを明らかにした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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