ドル円は午前中に一時135円30銭を付けるも、その後利益確定売りに押される＝東京為替概況

ドル円は午前中に一時135円30銭を付けるも、その後利益確定売りに押される＝東京為替概況

　先週のドル円は米地銀の経営危機への警戒感や、米FOMCでの利上げ打ち止め示唆を受けたドル売りに133円台を付けた後、金曜日の米雇用統計の強い結果に135円台まで上昇。134円台後半で週の取引を終えた。
　連休明けの東京勢はドル買い円売りでスタート。135円台を回復すると、そのまま135円30銭前後までと5日の高値を超えて上値を伸ばした。もっとも上昇一服後は利益確定売りに押された。ロンドン市場が英チャールズ国王戴冠式関連での祝日で休場となっており、取引参加者が少なくなることもあり、いったんポジション整理が広がった。
　午後はやや上値の重い展開で134円60銭台を付けている。

　ドル円の上昇に合わせ朝方149円09銭を付けたユーロ円は、すぐに調整が入って148円台に落とし、148円台後半での推移が続いた。

　ユーロドルは朝のドル高に1.1010台を付けたが、その後1.1040台まで上昇。1.10台での推移が続く中、盛り上がりに欠けるものの、ややしっかりという印象。

MINKABU PRESS 山岡和雅