ダウ平均ほぼ全面高。主要指数も軒並みの上昇=米国株概況
きょうの米株式市場でダウ平均は続伸。主要指数はいずれも1%を超える上昇と堅調な動きを見せた。終値はダウ工業株30種平均が415.12ドル高の3万3274.15ドル、ナスダック総合指数が208.44高の1万2221.91、S&P500が58.48高の4109.31。
朝に発表された米PCE(個人消費支出)デフレータが総合、コアともに予想以上の鈍化を見せたことで、今後の利上げ期待が後退。早期の利下げ期待が強まる形で株高となった。金融不安一服の流れも続き、SVB破綻後に市場の警戒対象となっていたファーストリパブリックバンクは2%超の株高となっている。
ダウ平均は30銘柄中29銘柄が上昇、マイナス圏のウォルグリーンも0.17%と小幅安にとどまっており、幅広く株高が進む展開。採用銘柄ではホームデポが3%を超える上昇。。3M、ナイキ、ディズニーなども大幅高。
GAFAなど新興ハイテクも買いが目立った。今週末に発表される出荷レポートを前に、テスラ株が大きく買われており6%を超える上昇。投資銀行が目標株価を引き下げたものの寄りつき後から買いが目立っていたアルファベット(グーグル)は、2.6%高と大幅高。その他メタ、アップル、マイクロソフト、エヌビディアなどが軒並みの上昇。マイナス圏での推移が続いていたAMDもプラス圏を回復して引けている。
その他銘柄では決算が弱く出たASTスペースモバイルが20%を超える下げ、こちらも決算が弱く寄り付きから大きく売られたチキンスープフォーザソウルは37%安。
決算での売り上げが予想を下回ったものの、トロント・ドミニオンが見通しを引き上げ、目標株価も引き上げたブラックベリーは14%高となった。
アップル<AAPL> 164.83(-0.07 -0.04%)
マイクロソフト<MSFT> 288.31(+0.01 +0.00%)
アマゾン・ドット・コム<AMZN> 103.30(+0.01 +0.01%)
アルファベット<GOOG> 103.99(-0.01 -0.01%)
テスラ<TSLA> 207.30(-0.16 -0.08%)
メタ・プラットフォームズ<META> 211.93(-0.01 0.00%)
AMD<AMD> 97.99(-0.02 -0.02%)
エヌビディア<NVDA> 277.60(-0.17 -0.06%)
ホームデポ<HD> 295.12(+9.76 +3.42%)
ナイキ<NKE> 122.64(+2.54 +2.11%)
ディズニー<DIS> 100.13(+2.03 +2.07%)
3M<MMM> 105.11(+2.33 +2.27%)
ファースト・リパブリック・バンク<FRC> 13.99(+0.30 +2.19%)
AST SpaceMobile Inc<asts> 5.08(-1.34 -20.87%)
ブラックベリー<bb> 4.56(+0.56 +14.00%)
チキン・スープ・フォー・ザ・ソウル・エンターテインメント<csse> 2.00(-1.20 -37.50%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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