【本日の見通し】ドル円は堅調な推移か、一段の上値追いには慎重姿勢も
【本日の見通し】ドル円は堅調な推移か、一段の上値追いには慎重姿勢も
前日の海外市場では、米長期金利が横ばい圏内で推移する中、ドル円は132円台前 半から132円台後半で推移した。金融システム不安が後退していることで、ドル売り 円売りに傾く中、ドル円は底堅い動きとなった。
前日発表のドイツ3月消費者物価指数(CPI)速報値は前年比+7.4%と市場 予想+7.3%を上回った。前回値+8.7%からは伸びが鈍化した。市場予想を上 回ったことに反応してユーロ買いの動きにつながり、1.0924近辺まで上昇を見せた。今日発表のユーロ圏3月消費者物価指数速報値の動向が注目される。
今日は欧米の株価や金利動向を眺めながら、ドル円は132円台を中心に底堅い動きを見せるとみられる。ただ、経済指標の動向ながら、133円を超えるような一段の上値追いには慎重な姿勢がみられそうだ。
なお、今日は18時にユーロ圏3月消費者物価指数速報値、ユーロ圏3月失業率が発表される。21時半には米2月個人所得・個人支出、米2月個人消費支出(PCE)デフレータやコアデフレータなどの発表がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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