ロンドン午前はリスク選好ムードで、円安とドル安が交錯=ロンドン為替
ロンドン午前はリスク選好ムードで、円安とドル安が交錯=ロンドン為替
ロンドン午前の取引はドル円クロス円が上昇するとともに、ドル売りも優勢。欧州株や米株先物・時間外取引が堅調に推移しており、今週の好ムードを引き継いでいる。金融不安が一服したことに加えて、昨日はアリババの6分割報道でアジア株が活況となった。さらにきょうはスペインのヘッドラインインフレが急減速したことが市場に安心感を与えている。
ドル円は132円台前半へと小安く推移していたが、ロンドン勢の本格参加とともに上昇に転じると132.90近辺に高値を伸ばした。東京早朝の高値をわずかに更新している。クロス円も堅調で、ユーロ円は143円台前半に一時下押しされたあとは144円台にしっかりと乗せてきている。ポンド円も163円付近ではサポートされており、164円付近まで上昇している。ユーロドルはスペインCPIの伸び鈍化を受けて一時1.0820台まで下落したが、その後は買いが優勢となり1.0880付近まで買われている。ポンドドルは1.23台前半から一時1.2360台に高値を伸ばしている。
欧州株では独仏株価指数は約1%高、米株先物ではダウ先物が150ドル高となっている。米10年債利回りは3.53%台に低下したあとは3.57%台に戻すなど、比較的小幅の振幅にとどまっている。
USD/JPY 132.81 EUR/USD 1.0867 EUR/JPY 144.33

執筆者 : MINKABU PRESS
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