チャールズリバーが決算受け大幅安 カンボジアからの霊長類の輸入を自主的に停止=米国株個別
動物実験など薬品開発の支援サービスを手掛けるチャールズリバー・ラボラトリーズ<CRL>が大幅安。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力の創薬・安全性評価部門が好調だった。
ただ、株価は冴えない反応を示している。通期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されているほか、研究用の霊長類のサプライチェーン調査に関して司法省から召喚状を受け取り、カンボジアからの輸入を自主的に停止したことを明らかにしたことが嫌気されている。
アナリストは「カンボジアからの霊長類の輸入停止は売上高に2-4%の影響が想定され、年内に2400-4800匹のサルが不足することになる」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.98ドル(予想:2.74ドル)
・売上高:11.0億ドル(予想:10.3億ドル)
研究モデル&サービス:1.96億ドル(予想:1.87億ドル)
創薬・安全性評価:6.92億ドル(予想:6.35億ドル)
製造ソリューション:2.12億ドル(予想:2.14億ドル)
・既存事業売上高:18.8%増
(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.70~10.90ドル(予想:11.52ドル)
・売上高:1.5~4.5%増
・既存事業売上高:4.5~7.5%増
(NY時間10:19)
チャールズリバー<CRL> 218.67(-24.93 -10.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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