アジア株 印アダニグループ全10社はきょうも下落、不正疑惑に債務負担で時価総額13兆円吹き飛ぶ
アジア株 印アダニグループ全10社はきょうも下落、不正疑惑に債務負担で時価総額13兆円吹き飛ぶ
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 22167.80(+95.62 +0.43%)
中国上海総合指数 3294.51(+9.59 +0.29%)
台湾加権指数 15571.26(+151.13 +0.98%)
韓国総合株価指数 2473.72(+23.92 +0.98%)
豪ASX200指数 7514.40(+12.74 +0.17%)
インドSENSEX30種 59730.10(+22.02 +0.04%)
アジア株は軒並み上昇、米FOMC通過で安心感が広がっている。ナスダック高を受けハイテク関連が上昇。FOMC後のパウエルFRB議長の会見内容がさほどタカ派的ではなかったことから、米利上げサイクル終了が近いとの見方が広まっている。
香港株は0.43%高。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。そのため香港金融管理局は2日、基準金利を4.75%から5.00%に引き上げた。ただ、過度な懸念は後退。引き上げ幅が小幅なうえ、米国が近く利上げを終了させる可能性があるためだ。米国が利上げを終了すれば、香港も利上げを終了する。
上海株は上昇も上値は重い。春節の消費回復を受けた中国景気回復期待が続いているものの、材料出尽くし感から売りも出ており、次の材料待ちの展開となっている。
インド財閥アダニグループ株は下げ止まらず。傘下企業10社はきょうも下落して始まった。引き続き米投資調査会社ヒンデンブルグリサーチによる不正疑惑レポートが懸念されている。先週末に同レポートが公表されて以降、グループ株は連日急落しており、総額1040億ドル相当が消失。また、アダニグループは環境エネルギーなどにも手を広げており、債務負担も懸念されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。