ドル高が続く 堅調な米経済指標でFRBの政策転換期待が後退=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入って、再びドル買いが出ており、ドル円も買戻しの動きが出ている。ロンドン時間にはドル売りが優勢となり、ドル円も瞬間的に135円台に下落する場面も見られた。ただ、NY時間に入って、米株が続落して始まっていることもあり、為替市場ではリスク回避のドル買いが出ている模様。ドル円も136.70円付近まで戻す展開となっている。
先週の米雇用統計のほか、今週に入って発表になっているISM指数などの米経済指標で予想を上回る内容が相次ぎ、それがFRBが積極利上げ姿勢転換への期待を後退させていることが背景との指摘も出ている。
好調な米経済指標の発表が想定以上に長く続き、底堅い米経済の状態が長く示されるほど、米国が来年に景気後退に直面するのか、FRBがどの段階で利下げに転じるのかを判断しにくくなるという。
過去数週間、明確な下落基調にあったドルは今後数週間で安定する可能性があるとも指摘している。
USD/JPY 136.73 EUR/JPY 143.40
GBP/JPY 166.20 AUD/JPY 91.49
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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