ポンド円は一時167円台に上昇 英住宅価格の下落は始まったばかりとの声も=NY為替
きょうはポンドの買い戻しが目立っており、対ドルのみならず、対ユーロ、円でも上昇している。円高の動きも見られるものの、それ以上にポンド買いが活発化しており、ポンド円は一時167円台まで上昇する場面が見られた。本日の21日線が166.60円付近に来ているが、その水準を一時上抜いている。再び9月から10月末までに見られた上昇トレンドに回帰できるか注目される。
きょうは11月の英住宅価格が発表になり、前月比1.4%下落と予想以上の下げを見せていた。3ヵ月連続での下落。住宅ローンの高金利と家計収入の圧迫により、住宅価格が下がり始めたことが示されている。
英住宅ローン金利は10月のピークからは緩やかに低下しているもののなお高水準で推移している。そのため英住宅価格の下落は長期的なトレンドの始まりに過ぎないとの声も少ない。供給不足によって住宅価格下落が抑制される可能性もあるが、今後は英住宅価格が8%程度下落し、パンデミック以来の上昇分の3分の1を取り崩す可能性もあるという。
GBP/JPY 165.96 USD/JPY 135.41 GBP/USD 1.2256
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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