ドル売りが優勢、米債利回り低下や中国のコロナ規制緩和期待が後押し=ロンドン為替概況

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ドル売りが優勢、米債利回り低下や中国のコロナ規制緩和期待が後押し=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル売りが優勢。ドル円は軟調な動きが続いている。前日海外市場で137円台半ばから139円付近まで買われたあと、今日の東京市場では一時139.35レベルまで高値を伸ばした。しかし、すぐに売りに転じており、138円台へと押し戻される。ロンドン時間には138.50挟みの揉み合いを下放れると足元では137.87レベルまで本日の安値を広げた。米債利回りの上下動に反応している。東京市場で一時3.72%付近まで上昇した米10年債利回りは、ロンドン時間に入ると3.64%台まで低下している。さらに、中国でのゼロコロナ政策について、衛生当局が高齢者向けワクチン接種の強化を示した。市場では経済再開のカギとなると評価していた。また、昨今のコロナ規制に対する抗議運動に関連して、一部地方当局にみられるような過剰かつ一律的なコロナ規制に苦言を呈したことも市場に好感されたようだ。豪ドルなどオセアニア通貨が買われており、ドル売り圧力に波及した面もあったようだ。 欧州通貨は豪ドルなどと比較すると上値が抑えられている。ユーロドルは1.03台後半で売買が交錯しており、ドル安方向には傾斜していない。ポンドドルは1.19台後半から一時1.2064近辺まで買われたが、その後は再び1.20台割れとなる場面があるなど方向性が定まらない。この日発表されたスペイン消費者物価指数が4か月連続の伸び鈍化となったことや、ドイツの一部州の消費者物価指数の伸びが鈍化したことが上値を重くしたもよう。英国では住宅ローン承認件数が予想を下回っており、いずれも市場の大幅利上げ観測の矛先を鈍らせていたようだ。

 ドル円は137円台後半での取引。東京午前につけた139.35レベルを高値に、その後は軟調な流れを示している。米債利回りの低下とともにロンドン時間には138円台割れに。安値を137.80台へと広げている。前日のNY市場で広がったドル買いの動きを戻す格好となっている。

 ユーロドルは1.03台後半での取引。東京市場では1.03台半ばから1.0394近辺までじり高の動きとなったが、ロンドン市場では上値を抑えられている。1.0350付近では買いが入るものの、1.04台には届かず。売買が交錯している。中国のコロナ規制緩和期待が豪ドルなどを押し上げたのとは対照的な動き。ユーロ円は144円付近が重くなると、143.03近辺まで下押しされている。対ポンドでは売り先行も戻しており、往来相場となっている。

 ポンドドルは1.20台前半での取引。東京市場で1.19台半ばから1.20台乗せへと買われたあと、ロンドン序盤には1.2064近辺まで一段と買われた。米債利回り低下や中国のコロナ規制緩和などが後押ししていた。しかし、住宅ローン承認件数が弱かったことをきっかけに反落し、1.20台割れとなる場面があった。ポンド円は166円台割れから166.60台まで買われたあとは、売りに押されている。一時165.53近辺に本日の安値を広げた。ユーロポンドは下に往って来い。0.8607近辺に安値を広げたあとは0.8650付近まで反発している。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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