コティが上昇 第１四半期の売上高見通しを上方修正＝米国株個別

　化粧品のコティ＜COTY＞が上昇。取引開始前に７－９月期（第１四半期）以降のガイダンスを公表しており、第１四半期の売上高は８－９％の伸びと、従来の６－８％から上方修正した。カバーガールとマックス・ファクターのブランドを所有する同社は、高価なフレグランスおよびパーソナルケア製品の売上げが予想を上回り、インフレにもかかわらず高級品への需要が堅調であることを示した。同社のナビＣＥＯは「粗利益率は引き続き拡大している」とも述べていた。

　通期については、純利益を９．５５億－９．６５億ドルに据え置いたほか、他の指標についても見通しを堅持した。

　同社は２０２５年度末までにスキンケア製品の売上高を５億－６億ドルにすることを目標としている。これは同社のスキンケアの売上高が終了した２２年度の２倍になることを意味する。これについてナビＣＥＯは、「野心的と思われるが、超現実的な話だ」と述べていた。

（NY時間09:53）
コティ＜COTY＞　8.29（+0.50　+6.35%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美