ドル高基調が継続も、上値追いにはやや慎重=東京為替概況
ドル高基調が継続も、上値追いにはやや慎重=東京為替概況
ドル円は午前中に137円40銭台まで上値を伸ばした。先週末にドル全面高の流れが強まり一時137円20銭台まで上昇。週末を前にしたポジション調整に136円台後半に落として週の取引を終え、週明けも同水準でスタートとなった。
朝の市場でドル高の流れが強まり、ドル円は先週末の高値を超えて上昇。137円40銭台まで。その後は上値トライに一服感が出て、午後は137円20円前後での推移に。
ユーロドルが先週末の安値を割り込んで午前中に1.0020台を付けるなど、ドルはほぼ全面高。こちらも午後は1.0030台を中心とした推移になるなど、行き過ぎたドル買いにも慎重姿勢が見られる。
今週前半はそれほど目立った材料がなく、市場は週後半のジャクソンホール会議を注目している。特に同会議でのパウエル議長講演が注目を集めており、日本時間で26日午後11時の公演開始までは動きにくさも。
中国の事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート・LPR)は、一般的に重要視される1年物が予想よりも小さい利下げ幅に。もっとも住宅ローン金利に影響を与える5年物が予想を超える利下げ幅となり、中国株高元安の動き。住宅市場動向への警戒感はあるものの、豪ドルが対ドルで0.69台に乗せるなど、期待感も見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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