アジア株 香港株は1.4%高、米上場廃止リスク懸念後退 インド株は急騰、HDFCとHDFC銀行が合併を発表
アジア株 香港株は1.4%高、米上場廃止リスク懸念後退 インド株は急騰、HDFCとHDFC銀行が合併を発表
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 22350.13(+310.58 +1.41%)
中国上海総合指数 3282.72(休場)
台湾加権指数 17625.59(休場)
韓国総合株価指数 2748.97(+9.12 +0.33%)
豪ASX200指数 7528.20(+34.40 +0.46%)
インドSENSEX30種 60731.81(+1455.12 +2.45%)
アジア株は総じて上昇。
香港株は1.41%高。ネットイースやJDドットコムなどハイテク関連の上げが目立つ。中国海外発展など不動産株も軒並み上昇している。中国企業の米国上場廃止リスク懸念が後退している。中国当局が海外上場の財務データ共有に関する機密保持規則案を修正したことを受け、米規制当局が米市場に上場する中国企業約200社の監査に完全にアクセスできるようになる。中国証券監督管理委員会(証監会)は先週末、現地検査は主に中国の規制当局によって実施されるべきだとの項目を削除した。
インド株は急騰、今年1月19日以来の高値をつけている。HDFC銀行と住宅金融会社のHDFCが、より大きな銀行事業を設立するため合併すると発表したことが材料視されている。HDFCは15.0%高と上昇率トップ、HDFC銀行は13.5%高。インダスインド銀行やアクシス銀行などほかの銀行株は総じて下落している。
中国市場は清明節のため5日まで休場となる。
中国で2020年3月以来、2年ぶりに1万人を超える新規感染者が確認された。上海市から約70キロ離れた都市で、オミクロン株「BA.1.1」系統から、さらに変異した株が出現したとの報道が伝わっている。上海市では感染拡大に歯止めがかかっていないことから、ロックダウンが延長されることになった。当局は3月に入り感染者が急増しており、ロックダウンを講じなければ、今後、爆発的に感染が広がる恐れがあると指摘している。ロックダウンなど規制が長引く恐れがあり、中国の景気減速懸念が一段と高まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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