ディックス・スポーティングが決算受け上昇 ただ、ナイキの動向に不安視も=米国株個別
スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズ<DKS>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回る伸びを示したほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスに関しても予想を上回る見通しを示している。また、四半期配当を1株0.4875ドルに増配した。
同業他社のフット・ロッカー<FL>の業績が期待外れだったことから、同社も不安視されていたが、きょうの決算によって不安は緩和された格好。
ただ、10日ほど前にナイキ<NKE>がフット・ロッカーへの商品配分を縮小するという驚きの発表があり、スポーツ用品市場は大打撃を受けた。同社が同じ運命になるのは時間の問題との疑問も出ている。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:5.9%(予想:4.4%)
・1株利益(調整後):3.64ドル(予想:3.55ドル)
・売上高:33.5億ドル(予想:33.1億ドル)
・店舗数:861(予想:869)
(通期見通し)
・既存店売上高:-4~0%(予想:-3.3%)
・1株利益(調整後):11.70~13.10ドル(予想:11.37ドル)
(NY時間09:50)
ディックス・スポーティング<DKS> 105.26(+5.76 +5.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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