ドル円は114円台をうかがう展開 4回以上の利上げのテールリスクを指摘する声も=NY為替
きょうも市場はリスク回避の雰囲気を強める中、為替市場はドル買いが優勢となっている。そのような中、世界的な株安が進んでおり、円高の動きからドル円は113円台半ばに値を落としていた。しかし、ドル買いの動きが下値をサポートしており、下押しする動きまでは見られていない。100日線が113.30円付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。
本日の米株式市場でダウ平均は一時800ドル超下げ幅を拡大していたものの、下げ渋る動きも見せていることから、円高が一服しており、ドル円も下げ渋っているようだ。
今週はFOMCが予定されており、その内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。市場では3月の利上げ開始と、早期バランスシート縮小の可能性を示唆して来るとみられている。市場の一部では、FRBが予想以上にタカ派なシグナルを送ってくるリスクも警戒されているようだ。米大手証券からは、3月、6月、9月、12月の年内4回の利上げがコンセンサスだが、さらに回数が増える可能性もテールリスクとしてあるとの指摘も出ていた。
USD/JPY 113.95 EUR/JPY 128.87
GBP/JPY 153.42 AUD/JPY 81.00
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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