このあと11月調査分の米消費者信頼感指数とパウエル議長の証言=NY為替
きょうの市場は再びリスク回避の雰囲気が広がる中、ドル円は戻り売りが優勢となり、112円台に下落している。前日はひとまず落ち着いていたが、オミクロン株への警戒感が再び強まっている模様。
このあと日本時間0時に11月調査分の米消費者信頼感指数が発表される。予想のコンセンサスは111.0と前回から低下が見込まれている。前回は予想外に4カ月ぶりの上昇となり、デルタ株を巡る懸念が和らいだことが示された。インフレへの懸念も限定的だったようだが、今回はエネルギー価格高騰やインフレの影響が米消費者心理を圧迫する可能性も見ているようだ。
今月発表の類似指標であるミシガン大消費者信頼感指数は予想外の低下を示していたが、インフレが要因として指摘されていた。予想以上に弱い内容であれば、きょうの市場の雰囲気からすると、ドル売りの反応が加速する可能性も留意される。
なお、同時刻にイエレン米財務長官とパウエルFRB議長の上院での議会証言が行われる。パウエル議長の証言については前日に事前原稿が公表されており。オミクロン株について、FRBの2大責務である物価安定と最大雇用にリスクを突き付けるとの認識を示した。
米消費者信頼感指数(11月)0:00
予想 111.0 前回 113.8
USD/JPY 112.77 EUR/USD 1.1368 GBP/USD 1.3346
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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