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ダウ平均はプラス圏で推移 IT・ハイテク株への売りが強まる=米国株後半

株式 

NY株式23日(NY時間15:41)
ダウ平均   35798.99(+179.74 +0.50%)
ナスダック   15752.40(-102.36 -0.65%)
CME日経平均先物 29650(大証終比:-140 -0.47%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏での推移となっている。きょうのNY株式市場は前日同様にIT・ハイテク株への売りが強まり、ナスダックは一時1%を超える大幅安となった。

前日のバイデン大統領によるパウエルFRB議長の再指名決定で市場では、FRBはこれまでの政策スタンスを継続し、正常化を急ぐのではとの思惑が強まっている。短期金融市場では、来年6月の0.25%の利上げで織り込み始めており、先週よりも更に前倒ししているようだ。また、来年末までにさらに2回の利上げの可能性まで見込んでいる状況。

 そのような中で、最高値圏まで急上昇していたIT・ハイテクなどの成長株に利益確定売りのきっかけを作ったようだ。金利上昇は将来的な利益の現在価値を低下させる傾向があるため、バリュエーションが最高水準にあるIT・ハイテク株は打撃を受けやすい。

 市場からは、成長株は「神経質」な位置付けと「防御的」な位置付けの間で揺れ動き続けている。中長期的には、力強い成長、利回り上昇、インフレといったファンダメンタルズ要因がIT・ハイテク株への偏重よりも成長株と循環株のバランスの取れたポートフォリオを持つ投資家に恩恵をもたらすはずだとの見方も出ていた。

 一方、銀行やエネルギー株は買われ、ダウ平均がサポートされている。米国債利回りの上昇が銀行株をサポートしているほか、エネルギー株については、バイデン大統領が日本や中国、インドなどと協調で戦略石油備蓄放出を発表したが、原油相場に買いが強まったことがサポートした。OPECプラスが対抗措置を取ってくるとの思惑が強まっている模様。

 きょうはベスト・バイ<BBY>、アーバン・アウトフィッターズ<URBN>、ディックス・スポーティング・グッズ<DKS>といった小売り企業の決算が取引開始前までに発表されていた。いずれも予想を上回る好決算ではあったものの、株価の反応は冴えない。概ね期待が事前に高まっていた分、細かい点の弱さにネガティブに反応していた模様。

 半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が4日続伸。きょうはアナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を95ドルに引き上げたことが伝わった。

 ズーム・ビデオ<ZM>が大幅安。前日引け後に決算を発表し、力強い需要を示すも会員の伸び鈍化が嫌気されている。

 1ドルショップのダラー・ツリー<DLTR>が最高値更新。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、買いを強めるような内容ではなかったものの、アナリストからは、大半の投資家は新たな大株主として浮上した投資会社マントル・リッジの存在と、1.25ドルの価格帯の商品を2000店舗で展開する計画の発表で、今回の決算をやり過ごしている面もあるとの解説も出ていた。

 ホームフィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ<PTON>が5日続落。株価は41ドル台まで下落し、2020年6月以来の低水準に下落。

マイクロン<MU> 85.00(+1.14 +1.36%)
アーバンアウトフィッターズ<URBN> 33.84(-3.44 -9.22%)
ディックス・スポーティング<DKS> 133.93(-6.35 -4.53%)
ベストバイ<BBY> 120.09(-17.91 -12.98%)
ズーム・ビデオ<ZM> 209.02(-33.26 -13.73%)
ダラー・ツリー<DLTR> 144.57(+12.01 +9.06%)
ペロトン<PTON> 43.05(-1.03 -2.34%)

アルファベット(C)<GOOG> 2931.89(-9.68 -0.33%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 337.13(-3.88 -1.14%)
ネットフリックス<NFLX> 653.53(-5.67 -0.86%)
テスラ<TSLA> 1106.94(-49.93 -4.32%)
アマゾン<AMZN> 3580.04(+7.47 +0.21%)
エヌビディア<NVDA> 315.47(-4.09 -1.28%)
AMD<AMD> 149.02(-3.50 -2.29%)
ツイッター<TWTR> 47.02(-0.29 -0.61%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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