ドル円にある種の見切り売りも FOMCは狭い反応に留まるとの見方も=NY為替
ドル円は先ほどから買戻しも見られ109.40円近辺まで戻している。ただ、本日はドル売りが優勢となる中で、ドル円は109.10円近辺まで下落していた。ここ数日強いサポートとなっていた109.60円水準を前日にブレイクしたことで、ある種の見切り売りも出ていた模様。
109円台後半に来ている100日線や21日線の水準を下放れる展開が見られ、テクニカル的にも下値警戒感が高まったことから、モデル系ファンドと思われる売りも断続に入っていたようだ。
前日の米消費者物価指数(CPI)が高インフレのピークアウトの兆候を示したことで、FRBの慎重姿勢は続くとの見方につながっている。来週はFOMCが予定されているが、資産購入ペース縮小は議論されるものの、アナウンスはないとの見方が確実視されているようだ。FOMCはドルにほとんど影響を与えず、新たに為替市場のボラティリティを刺激する可能性は低く、狭い範囲の反応に留まるとの見方も出ているようだ。
USD/JPY 109.40 EUR/JPY 129.15
GBP/JPY 151.30 AUD/JPY 80.11
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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