シスコシステムズが決算受け上昇 アナリストの評価は概ね高評=ダウ採用銘柄
シスコシステムズ<CSCO>が上昇。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社が注力しているサービス部門の売上高は予想を下回ったものの、製品部門は予想を上回った。
また、ガイダンスも公表しており、第1四半期の売上高の伸びは予想を上回ったものの、1株利益、粗利益率が予想を下回る見通しを示した。通期については予想範囲内の見通しを示していた。受注がこの10年で最高水準に達したとしても、インフレ圧力によるコスト高が今後数四半期続く可能性があることを示唆している。
ただ、アナリストの評価は概ね高評で、目標株価を引き上げる動きも出ている。力強い受注と上振れ期待が見込まれるという。
(5-7月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.83ドル)
・売上高:131.3億ドル(予想:130.2億ドル)
製品:97.2億ドル(予想:94.7億ドル)
サービス:34.1億ドル(予想:35.6億ドル)
・粗利益率(調整後):65.6%(予想:64.8%)
(8-10月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.79~0.81ドル(予想:0.81ドル)
・売上高:7.5~9.5%増(予想:7.7%増)
・粗利益率(調整後):63.5~64.5%(予想:65.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.38~3.45ドル(予想:3.41ドル)
・売上高:5~7%増(予想:6%増)
(NY時間09:40)
シスコシステムズ<CSCO> 55.70(+0.55 +1.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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