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ユーロとポンドが堅調、ワクチン接種の進展期待=ロンドン為替

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ユーロとポンドが堅調、ワクチン接種の進展期待=ロンドン為替

 週明けの欧州為替市場では、ユーロとポンドが堅調。いずれもワクチン接種の進展による経済回復が期待されているようだ。この日はユーロ関連の材料が多く出ている。デギンドスECB副総裁は伊紙とのインタビューで「ワクチン接種が経済回復を加速させる場合、緊急刺激措置を段階的に引き揚げること考慮し始めるだろう」との認識を示した。また、EUは域内へのワクチン接種済み旅行者への制限措置の終了を提案と報じられている。この日発表されたドイツ小売売上高が予想以上の伸びを示したことも好材料。ユーロ圏製造業PMI確報値は小幅に下方改定されたが、ユーロ売り反応は限定的だった。

 ユーロドルは1.2020付近から1.2056レベルまで上昇。ユーロ円はアジア時間からの上昇を維持しており、アジア早朝の131円台前半から欧州午前には132.16レベルまで高値を伸ばした。

ポンドも欧州時間に入ってからは堅調な動きとなっている。ポンドドルは1.3800近辺で下げ止まると、反転上昇して1.3860レベルまで上昇。ポンド円はアジア早朝の150円台後半から欧州午前には151.92レベルまで上伸している。ユーロポンドは0.8690から0.8710レベルでの振幅と方向性に欠けている。5月6日には英金融政策委員会の結果発表が予定されている。また、スコットランド選挙の行方も気になるところ。ただ、週明けのポンド相場は堅調に推移している。

 欧州通貨の堅調とともにドル円も買われており、アジア早朝の109円台前半から欧州午前には109.70レベルまで高値を伸ばした。

 NY原油先物が一時63ドル台割れとなったあとは、63ドル台後半へと反発。欧州株は英株が休場となるなかで、独仏株が買われている。米株先物は先週末の下落から反発している。総じてリスク警戒感は後退している。

EUR/USD 1.2051 EUR/JPY 132.00
GBP/USD 1.3853 GBP/JPY 151.73
USD/JPY 109.52

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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