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ドル円が109.10台へと下落、ワクチン報道が追い打ち=ロンドン為替概況

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ドル円が109.10台へと下落、ワクチン報道が追い打ち=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル円が下落している。序盤は全般的にドル売りの動きが広がった。米債利回りの上昇が一服したことに加えて、英GDPや鉱工業生産の回復に反応してポンドドルが買われたことがきっかけ。それに追い打ちをかけたのが、「米国はJ&Jワクチンの接種停止を呼び掛けへ、血栓発生で」とのNYタイムズの報道。米債利回りが一気に下げるとともにリスク回避的な円買い圧力が加わった。ドル円は109円台後半から一時109.10台まで下落。ユーロ円は130円台割れ、ポンド円は150円台割れへと下落している。ポンドドルは序盤に1.37台後半へと買われたが、その後は1.37台前半へと反落し、安値を広げる動き。ワクチン報道が響いた。ユーロドルは序盤に1.18台後半へと下押しされた後、一時1.19台を回復も再び大台割れに。英指標とは対照的に独ZEW景況感指数は予想外の低下となった。ロックダウン措置が消費支出を抑制することが懸念されたようだ。

 ドル円は109円台前半での取引。東京市場では109.75レベルまで買われたが、ロンドン市場では上げを帳消しにし、さらに安値を109.13レベルまで広げている。序盤はポンドドルの上昇につれてドル売り圧力がみられた。その後、「米国はJ&Jワクチンの接種停止を呼び掛けへ、血栓発生で」とのNYタイムズの報道で米債利回りが低下、リスク回避的な円買い圧力が加わった。

 ユーロドルは1.18台後半での取引。東京市場からの売りの流れを受けて、序盤には安値を1.1883レベルまで広げた。その後はポンドドルの上昇につれて1.19台を回復も、すぐに上値を抑えられている。ユーロ円は130.50近辺の高値を東京市場でつけたあとは、売りに押される展開。ロンドン市場では130円台割れから安値を129.80レベルまで広げている。対ポンドでは売りが先行したが、ワクチン報道をきっかけに反発している。独ZEW景況感指数は予想外の低下となった。ロックダウン措置が消費支出を抑制することが懸念されたようだ。

 ポンドドルは1.37台前半での取引。ロンドン市場では上に往って来いとなっている。朝方に発表された英月次GDPがプラスに転じたことや、英鉱工業生産の伸びが予想を上回ったことに反応して、ポンド買いが先行。高値を1.3769レベルに更新した。しかし、その後は上昇一服。J&Jのワクチン報道を受けてポンド売りの反応がみられた。ポンド円はロンドン朝方の高値150.83レベルから売りに押され続けて、149.79レベルまで下落した。ユーロポンドは英独指標が対照的だったことを受けて、序盤は下落。しかし、J&Jワクチンの報道後はポンド売りに方向転換している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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