ドル円は109円台での推移続く FOMC議事録への反応は限定的=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場でドル円は109円台での推移が続いている。午後になってFOMC議事録が公表されたが、為替市場の反応は限定的だった。議事録では「大幅な進展までにはしばらく時間がかかる。パンデミックの不確実性はリスクを下向きに傾ける」などとFRBが慎重姿勢を堅持していることが示された。「利回り上昇は経済見通しの改善を反映」としているものの、すでに市場が認識している範囲を超えることはなく、利上げや資産購入ペース縮小に向けた新たなヒントは何も示されなかった。

 ドル円は下値では押し目買いも見られるものの、110円の水準は強い上値抵抗に変化している模様で、先週までの勢いはない。市場では1-3月のドル高の巻き戻しが強まっており、ドル円も上値ではロング勢の利益確定売りが出るようだ。本日の21日線が109.40円付近に来ているが、目先の下値メドとして意識される。

 ユーロドルは買い戻しが続き、本日は一時1.19ドル台に上昇する場面もみられた。200日線が1.1890ドル付近に来ており、回復する場面もみられたが、200日線を完全に回復できれば、心理的節目の1.20ドルが視野に入りそうな状況。ただ、1.19ドル台での戻り売り圧力も依然として強そうな雰囲気ではある。

 ユーロ圏と比較した米国でのワクチン展開の速さを市場はだいぶ織り込んでいる。市場はむしろ、欧州経済が回復の兆候を見せていることに意識を傾け始めているようだ。しかし、ユーロの買い戻しが持続するにはやはり、EUのワクチン展開の具体的な改善が必要だが、実現するのにはまだ時間がかかる可能性もありそうだ。

 欧州委員会は地域の人口のほとんどが6月末までにワクチン接種を受けるだろうと述べていたが、その実現には欧州の人々がアストラゼネカ製のワクチンを受け入れる必要がある。しかし、欧州医薬品庁は同ワクチンと血栓症には関連性がある可能性を指摘している。「恩恵はリスクを上回る」との認識は変更していないものの、欧州の人々が同ワクチンを受け入れるハードルは高くなっている可能性もあり、ワクチン展開への課題はなお多そうだ。

 本日もポンドは売りが続き、ポンドドルは1.37ドル台前半まで下げ幅を拡大した。きょうの下げで21日線を下放れた格好となり、下値警戒感が高まっている。ただ、英国ではワクチン接種の進展で景気回復への期待も高まる中、ネガティブな材料は見当たらない。あくまで利益確定売りの範囲とみている向きが多いようだ。100日線が1.3680ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。

 しかし、一部からは、ワクチン接種が今後、世界各国で広がりを見せることが予想される中で、それに対する英国の優位性は薄れ、それと伴に来月に予定されているスコットランド議会の総選挙の結果次第ではポンドはさらに下値模索が強まるとの指摘も出ている。もし、選挙後に独立を問う住民投票のリスクが高まるようであれば、ポンドにとっては波乱材料と見ているようだ。世論調査では、スタージョン党首率いるスコットランド民族党(SNP)が過半数を獲得する可能性が示唆されている。同氏は住民投票の実施を公約としており、「スコットランドには独立国としての将来を選択し、EU加盟国としての恩恵を再び取り戻す権利がある」と主張している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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