ドル円104円台の重さ意識も値幅は限定的=東京為替概況
ドル円は103円台後半での推移が続いた。昨日の東京市場で104円台を回復。その後やや調整が入り大台を割り込むも、NY市場午前にも104円台を付けるなど堅調地合いを維持。103円90銭台で東京朝を迎えた。
104円台の買いに慎重な姿勢が見られたが、中期的なドル買い基調は継続で高値圏もみ合いが続いた後、じりじりと103円70銭台まで。今晩の米大統領就任式を前に調整ムードも。
ユーロドルは12140台での推移。昼前に1.2149まで上昇と、昨日からのユーロ高の流れが継続。もっとも1.2150超えの買いにはやや慎重姿勢が見られた。ユーロ円は朝方126円19銭を付ける動きが見られたが、海外市場の高値126円21銭に届かず。朝方強めの推移を見せた日経平均が利益確定売りに反落となるなど、株高が続かずクロス円全般に少し頭が抑えられる中で126円ちょうどばさみでの推移に。
今晩の米大統領就任式の後、キーストーンXLパイプラインの認可取り消しが噂される中、注目されるカナダは、1.2700台での推移とややドル安カナダ高に。先週末以降いったんカナダ売りで同件について反応したこともあり、直前の動きは落ち着いている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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