アジア株 香港市場で中国移動が大幅下落、NY証取が中国通信大手3社を上場廃止に
アジア株 香港市場で中国移動が大幅下落、NY証取が中国通信大手3社を上場廃止に
東京時間11:24現在
香港ハンセン指数 27359.89(+128.76 +0.47%)
中国上海総合指数 3480.19(+7.12 +0.21%)
台湾加権指数 14802.84(+70.31 +0.48%)
韓国総合株価指数 2929.09(+55.62 +1.94%)
豪ASX200指数 6665.40(+78.30 +1.19%)
年明けのアジア株は軒並み上昇、昨年末の米株高を好感しているもよう。12月31日のダウ平均は史上最高値を更新して2020年最後の取引を終えた。
下落して始まった香港株もプラスに転じている。ハイテクや消費財、資本財関連が上昇。一方、通信サービス関連は軒並み下落している。
米大統領令を受け、NY証券取引所は中国通信大手のチャイナモバイル(中国移動)とチャイナテレコム(中国電信)、チャイナユニコム(中国聯通)の3社を上場廃止にすると発表した。今月11日までに上場廃止となる。また、一部では次に上場廃止になる可能性があるのは、中国石油大手の中国海洋石油(CNOOC)だとしている。そのほか、中国石油(ペトロチャイナ)、中国石油化工(SINOPEC)も上場廃止になる可能性があるとされている。香港市場でチャイナモバイルとチャイナテレコムは3.7%安、チャイナユニコムは3.3%安。ペトロチャイナは2.0%安、シノペックは0.56%安。
カジノ運営会社のMGMは6.5%安と急落している。マカオの2020年度のカジノ収入が79%減と過去最悪を記録したことが懸念されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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