バリック・ゴールドが決算受け上昇 今年3度目の増配発表=米国株個別
産金のバリック・ゴールドが上昇。きょうは為替市場でドル安が進行する中で金価格が大幅に上昇しており、産金株のフォローとなっている。同社は7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
パンデミックで世界が不安定になる中、今年はドル安とともに金価格の上昇が続いており同社の業績を押し上げた。フリーキャッシュフロー(FCF)が13億ドルと過去最高となっており、今年3度目の増配を発表した。四半期配当は1株0.09ドルと13%引き上げている。
同社のブリストウCEOは発表資料で「0.09ドルの四半期配当は持続可能であり、来年に向けた株主還元の新方針を発表する予定だ」と述べた。また、負債を71%削減して4.17億ドルに圧縮したことも明らかにし、「2033年まで大きな償還はない」と語った。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.41ドル(予想:0.33ドル)
・売上高:35.4億ドル(予想:34.2億ドル)
・FCF:13.1億ドル(予想:9.44億ドル)
(NY時間10:44)
バリック・ゴールド 29.31(+1.89 +6.87%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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