アジア株 上海株はプラスに転じる 5中総会最終日のきょう、中国政府が長期経済戦略を公表へ
アジア株 上海株はプラスに転じる 5中総会最終日のきょう、中国政府が長期経済戦略を公表へ
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 24488.94(-219.86 -0.89%)
中国上海総合指数 3271.72(+2.48 +0.08%)
台湾加権指数 12663.43(-130.32 -1.02%)
韓国総合株価指数 2317.62(-27.64 -1.18%)
豪ASX200指数 5971.10(-86.64 -1.43%)
インドSENSEX30種 39823.66(-98.80 -0.25%)
アジア株は上海を除いて大幅安。欧米で新型コロナウイルス感染者が連日急増、規制強化に伴う景気鈍化が懸念されている。また、米国では選挙激戦州で感染者が増えており、支援者らが投票所に行けない可能性が出てきており、米大統領選に影響を及ぼす恐れがある。
上海株は小幅ながらもプラスに転じている。きょう最終日を迎える5中総会(中国第19期中央委員会第5回全体会議)への期待が高まっているもよう。総会終了後に長期経済戦略が公表される見通しとなっている。米中対立や新型コロナウイルスの打撃を受けた経済を回復させるため、消費促進やインフラ投資拡大、環境対策など景気刺激策が発表されると予想されている。
台湾株は1.02%安。TSMCなどハイテク関連の下げが目立つ。
29日時点、台湾での新型コロナウイルス感染者数は累計550人、死者7人にとどまっている。海外から戻った人の感染確認はあるものの、市内感染者は4月12日から200日連続でゼロとなっている。コロナ封じ込めに成功したのは、台湾政府が中国武漢で原因不明の肺炎が流行しているとの情報を受け、いち早く中国大陸からの入境を禁止したほか、台湾企業が次々とアルコール消毒や体温検査など早めのコロナ対策を行っていたためだと専門家は指摘している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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