ドル買い再燃、感染拡大リスク意識し株安に=ロンドン為替概況
ドル買い再燃、感染拡大リスク意識し株安に=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル買いが再燃している。序盤は米株先物や欧州株が落ち着いた取引となったことで、ドル安方向への巻き戻しの動きがみられた。しかし、新型コロナの感染拡大リスクが意識されたこともあって、株式市場に売りが強まると、一気にドル高方向に転じている。ドル円は105.20台から105.50台へと上昇し、東京市場からの下げを消している。ユーロドルは1.1685レベルまで買われたあと、1.1640近辺へと下押しされ、この日の安値を更新した。ポンドドルは100ポイント幅の激しい上下動。1.27台半ばから1.2805レベルの高値を付けた後は、下落に転じると1.2704レベルまで下落した。クロス円は序盤に買われたあとは、売りに押されており、円高方向への動きが優勢。ドル円とは逆の動きをみせている。スペインの首都マドリッド全域での行動制限措置の延長を要請と報じられるなど、リスク警戒の動きが優勢になっている。
ドル円は105円台半ばでの取引。序盤は米株先物や欧州株が落ち着いた取引となったことで、ドル安方向への巻き戻しの動きがみられた。しかし、新型コロナの感染拡大リスクが意識されたこともあって、株式市場に売りが強まると、一気にドル高方向に転じている。ドル円は105.20台から105.50台へと上昇し、東京市場からの下げを消した。
ユーロドルは1.16台半ばでの取引。1.1685レベルまで買われたあと、1.1640近辺へと下押しされ、この日の安値を更新した。ユーロ円は123.15レベルまで買われたあとは、上値が重くなり、122.71レベルまで下落した。対ポンドでは売り優勢から、買い優勢に転じている。スペインの首都マドリッド全域での行動制限措置の延長を要請と報じられた。
ポンドドルは1.27台前半での取引。1.27台半ばから1.2805レベルの高値を付けた後は、下落に転じると1.2704レベルまで下落した。100ポイント幅の激しい上下動になっている。ポンド円は134円台半ばから買いが先行し、高値を134.83近辺に伸ばした。その後は売りに転じると安値を133.98近辺まで広げた。英政府の財政赤字に相当する8月の公的部門純借入額は352億ポンドと事前予想395億ポンドを下回ったが、7月の147億ポンドからは増加した。市場は反応薄だった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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