アジア株は全面安 米株大幅安を嫌気、米中対立激化も警戒
アジア株は全面安 米株大幅安を嫌気、米中対立激化も警戒
東京時間11:15現在
香港ハンセン指数 24592.70(-414.90 -1.66%)
中国上海総合指数 3340.98(-44.00 -1.30%)
台湾加権指数 12639.92(-118.05 -0.93%)
韓国総合株価指数 2357.47(-38.43 -1.60%)
豪ASX200指数 5953.00(-159.61 -2.61%)
アジア株は全面安、前日の米株急落を嫌気して売り優勢で始まった。
きのうの米株大幅下落は、特に目立った売り材料はなく、ナスダック指数は史上初となる1万2000ポイント台に乗せ、ダウ平均も30000ドル台に接近していることから、高値警戒感による利益確定売りに押されたものと思われる。米国は月曜日にレーバーデー祝日となるため、あすから3連休入りとなるため、再び売りが加速する恐れがある。一部では、きのうのナスダック指数の急落は「トランプ米政権による措置に対抗するため、中国政府は半導体産業への幅広い支援を計画している」との報道が影響したとの声も聞かれる。
そのほか、米中対立激化も懸念されている。中国の習近平国家主席は「中国国民と共産党の分裂を狙う個人や勢力を中国国民は決して許さない」「中国共産党の歴史をゆがめ、中傷する個人や勢力も断じて容認しない」と、米国に強く対抗する姿勢を示した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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