アジア株は下落、GAFA決算や中国PMIを好感した買いは続かず
アジア株は下落、GAFA決算や中国PMIを好感した買いは続かず
東京時間14:04現在
香港ハンセン指数 24717.99(+7.40 +0.03%)
中国上海総合指数 3285.12(-1.70 -0.05%)
台湾加権指数 12710.86(-12.06 -0.09%)
韓国総合株価指数 2264.34(-2.67 -0.12%)
豪ASX200指数 5943.70(-107.38 -1.77%)
インドSENSEX30種 37705.64(-30.43 -0.08%)
アジア株は軒並み下落、GAFA決算や中国PMIを好感した買いは続かず、マイナスに転じている。
きのう発表された米国の第2四半期GDPが前期比でマイナス32.9%と過去最大の落ち込みを記録したことを受けて、米景気先行きに対する懸念が高まっているもよう。
一方で、きのうの米株取引終了後に発表されたGAFAやEAの好決算を受け、ナスダック指数が時間外で上昇していることから、ハイテクや通信サービス関連は買われている。
GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の四半期決算は市場予想を上回る結果となった。アマゾンは純利益が過去最高となり、売上高も前期比で40%増となった。アップル、アマゾン、フェイスブックは時間外で大幅上昇。アルファベット(グーグル)は約10年ぶりの減収となったものの、市場予想ほどは悪くなかったことから、小幅ながらも上昇している。ゲーム大手のEAも好決算を発表し、同社株は時間外で上昇。テイクツーやアクティビジョン・ブリザードなど他の米ゲーム関連も軒並み上昇している。ナスダック先物は14時時点で0.8%高。
上海株はマイナス転じている。きょう発表された中国7月の製造業PMIが51.1と2カ月連続で上昇し、3月以来の高水準となったことを受け、一時1.4%高となったが、買いは続かなかった。
豪州株は約2週間半ぶり安値をつけている。素材やエネルギー、資本財など幅広い銘柄が下落している。
31日、豪ビクトリア州で新規感染者627人が確認された。過去最多を記録した前日の723人から減少したものの、依然として高水準となっている。7月初めに導入されたロックダウンが延長される可能性があり、同国の景気悪化が懸念される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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