アジア株はまちまち 韓国株は一時1.2%安、南北関係一段と悪化か
アジア株はまちまち 韓国株は一時1.2%安、南北関係一段と悪化か
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 24316.08(-28.01 -0.12%)
中国上海総合指数 2928.89(-2.86 -0.10%)
台湾加権指数 11535.59(+23.95 +0.21%)
韓国総合株価指数 2139.93(+1.88 +0.09%)
豪ASX200指数 5974.90(+32.60 +0.55%)
インドSENSEX30種 33598.24(-6.98 -0.02%)
アジア株はまちまち。前日の米株上昇を好感している一方、新型コロナ「第2波」や南北関係悪化を懸念しており、方向感に欠ける展開となっている。
トランプ米政権が1兆ドル規模のインフラ支出を検討しているとの報道が伝わったほか、5月の米小売売上高が前月比+17.7%と過去最大の伸びを記録したことが好感され、きのうの米株価指数は大幅高となった。また、パウエルFRB議長が米経済の回復が軌道に乗るまではゼロ金利を維持する方針を示したことも買いを後押ししたもよう。
16日に、新型コロナウイルス感染者数が世界で813万人になった。ブラジルで1日あたりの新規感染者数が過去最多を記録。チリは感染者数が21万人と、独仏を抜いて世界9位になった。
米各州では黒人男性暴行死事件への抗議デモが続いており、新型コロナウイルス感染「第2波」が警戒されている。NY市長は会見で抗議デモを規制する考えはないと述べた。
中国北京市は警戒レベルを「2」に引き上げ、全ての学校に対しオンライン授業を再開するよう要請した。インドの感染者数は34万人に。ミシガン大学データによるとインドの感染者数は来月半ばにはブラジルを上回る可能性があると予測している。
フランスやドイツなど欧州では15日に国境が開放された。バカンスに向け観光客が行き来することで、再び感染が拡大する可能性がある。
韓国株は前営業日終値を挟んで推移。韓国大統領の声明を受けて一時1.2%近く下げたが、その後は買い戻されている。韓国は「北朝鮮は軍事行動取るなら、代償払うことになる」との声明を発表した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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