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【これからの見通し】今週はドル売りの流れになるのか、新型コロナのピークアウト期待

為替 

【これからの見通し】今週はドル売りの流れになるのか、新型コロナのピークアウト期待

 今週に入ってから、株高とともにドル売りが優勢な展開になっている。米国や欧州での新型コロナウイルス感染拡大のペースが鈍化してきていることが、収束に向けた期待をもたらしている。昨日は米株式市場でダウ平均が1600ドル超の大幅高で引けた。きょうのダウ先物は時間外取引で神経質な上下動となっているが、足元では買いが優勢で200ドル超高となっている。リスク選好の円売り圧力とともに、リスク回避的なドル化の裏返しとしてのドル売りが優勢になっている。

 新型ウイルス感染は人々の生命を脅かすもの。健康なひとであっても、移動制限や収入減、食料品など生活必需品のパニック買いなど、基本的人権にかかわる恐怖感があるものだ。少しでも改善の兆候があれば、市場の歓喜も大きくなるといえよう。

 ポンド相場に関しては、ジョンソン英首相の容態が関心事となっている。回復でポンド買い、悪化でポンド売りと、極めて分かりやすい反応を示している。足元では、集中医療室にはいってはいるが、人工呼吸器はつけずに過ごしているもよう。ポンドは安心買いで上昇している。

 引き続き新型コロナ関連の報道で相場が神経質に反応する地合いとなっているようだ。

 この後のイベントとしては、日本時間午後7時に安倍首相会見が行われる。欧州ではユーロ圏財務相会合がビデオ会議の形式で開催される。安倍首相は、既報のように緊急事態宣言を正式に表明する。市場はその内容についてすでに知らされており、大きな反応はなさそうだ。

 欧州ではユーロ圏財務相会合では、「欧州の結束」が明確に示されるのかどうかがポイント。ヨーロッパにはどうしても南北対立の構図があるようだが、新型コロナウイルスという生活や生命をおびやかすような問題に際して、一致団結した態度を市場に印象付けられるのかどうかが注目される。

 経済指標は、主要国ではカナダIvey購買担当者景況感指数(3月)が発表される程度。米10年債入札(250億ドル)が行われる。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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