米10年債利回りは一時過去最低更新 リスク回避が続く=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)
2年債 1.227(-0.021)
10年債 1.349(-0.022)
30年債 1.820(-0.015)
期待インフレ率 1.531(-0.056)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。世界各地に感染が拡大する中、影響を改めて意識している。リスク回避の雰囲気がさらに強まっており、米10年債利回りは一時過去最低を更新。市場ではFRBの早期利下げ期待が台頭して来ているが、この日のクドロー米国家経済会議(NEC)委員長やクラリダFRB副議長の発言からは、まだ時期尚早と考えているようだ。この日発表の米消費者信頼感指数が予想を下回ったことも利回りを押し下げている。
10年債は1.31%まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債も1.18%まで低下した。
なお、この日は米2年債入札が実施され、最高落札利回りは発行日前利回り(WI)を上回ったが、反応は一時的だった。
米2年債入札結果
最高落札利回り 1.188%(WI:1.172%)
応札倍率 2.45倍(2.65倍)
2-10年債の利回り格差は+12(前営業日+12)。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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