ポンドが一時買われる、英GDPの発表で=ロンドン為替概況
ポンドが一時買われる、英GDPの発表で=ロンドン為替概況
11日のロンドン市場では、ポンドが買われる場面があった。序盤はポンドドルが1.2895レベルまで安値を広げる動きがみられたが、第4四半期の英GDP速報値などの発表を控えて、反発に転じた。GDPは前期比横ばいと予想通りだったが、前年比が+1.1%と前回並みの伸びを維持、月次GDPがプラスに転じる結果となった。ポンドドルは1.2942レベルまでこの日の高値を伸ばした。12月の英商品貿易収支は8.45億ポンドの黒字と事前予想100億ぽんど赤字に対してサプライズの結果となり、EU域外輸出の好調が示された。その後はレンジ内での取引に落ち着いた。欧州株や米株先物は上昇しており、前日の米株高やきょうの中国株の堅調な動きが好感されている。ドル円は109円台後半での揉み合い。序盤の買いは109.95レベルまでと110円には届かなかった。ユーロドルは1.09台前半、ユーロ円は119台後半から120円近辺での揉み合い。ポンド以外は静かな展開となっている。このあとのパウエル米FRB議長の議会証言が注目されており、内容を見極めたいとのムードも。
ドル円は109円台後半での取引。東京不在のアジア市場では中国株や香港株が堅調に推移し、リスク警戒感は後退した。ドル円はじり高の動きでロンドン市場を迎えた。ロンドン序盤には欧州株の上昇スタートを受けて109.95レベルまで買われたが、その後は買い一服となっている。このあとのパウエル米FRB議長の議会証言が注目されており、内容を見極めたいとのムードもあるようだ。
ユーロドルは1.09台前半での取引。前日のNY市場での下落を受けた安値圏で推移している。序盤に1.0906レベルに安値をひろげたが、その後は1.0920近辺まで下げ渋り。ユーロ円は109.80台から120円ちょうど近辺での揉み合いに終始している。ドル高圧力が継続し、ユーロドルの上値を抑えている一方で、ユーロ円は株高の動きで下落は一服している。この日は目立った欧州経済指標発表はなく手掛かり難となっている。
ポンドドルは1.29台前半での取引。序盤はポンドドルが1.2895レベルまで安値を広げる動きがみられたが、第4四半期の英GDP速報値などの発表を控えて、反発に転じた。GDPは前期比横ばいと予想通りだったが、前年比が+1.1%と前回並みの伸びを維持、月次GDPがプラスに転じる結果となった。ポンドドルは1.2942レベルまでこの日の高値を伸ばした。12月の英商品貿易収支は8.45億ポンドの黒字と事前予想100億ポンド赤字に対してサプライズの結果となり、EU域外輸出の好調が示された。その後はレンジ内での取引に落ち着いた。ポンド円は141.70近辺まで下げたあとは、142.20台まで反発した。その後は142円付近に落ち着いた。
MINKABU PRESS 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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