米中対立を嫌気で売り優勢 23000-23300のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
米中対立を嫌気で売り優勢
●20日のNY株式市場は米中貿易交渉の先行き不透明感から、売りが優勢で3指数とも下落。「米中貿易交渉の第1段階の合意が来年にずれ込む可能性がある」と伝わると、ダウは一時258ドル安まで下げ幅を拡大した。その後は米連邦公開市場委員会の議事要旨で「低金利政策を当面維持するスタンス」を確認すると市場は落ち着きを取り戻し、3指数とも下げ幅を縮小。
ダウ工業株 27821.09(-112.93)▼0.40%
ナスダック 8526.73(- 43.93)▼0.51%
S&P500 3108.46(- 11.72)▼0.38%
●本日の米中対立を嫌気で売り優勢と読む。CME日経平均先物の終値は2万3135円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万3148円とほぼ同水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万3110円。
●日経平均のポイント
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2万3260円 5日線
2万3148円 昨日終値
2万3135円 CME日経平均先物
2万2982円 25日線
●騰落レシオ(25日)124.69%
●今週の予定
21(木)
米 11月11日週次 新規失業保険申請件数
米 11月 フィラデルフィア連銀業況指数
米 10月 中古住宅販売戸数
米 11月 消費者信頼感指数速報値
米 11月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
22(金)
独 Q3 国内総生産(GDP)改定値
独 11月 マークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
欧 11月 マークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
米 11月 マークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。