カナダドルは買い優勢 カナダ総選挙の結果は影響薄か=NY為替
きょうはカナダドル買いが優勢となっており、ドルカナダは1.30ドル台まで下落し、カナダ円は83円ちょうど付近まで上昇している。このところカナダドルの買いが続いており、7月以来の水準まで上昇している。200日線を上抜ける動きが続いている状況。
きょうはカナダの総選挙が実施されており、まもなく投票が打ち切られる。世論調査ではトルドー首相率いる自由党が第1党にはなりそうだが、過半数(170議席)は難しい情勢で、他党との連立が模索されることになりそうだ。候補としては新民主党(NDP)で、選挙戦でも自由党との協力に意欲を示していた。
今回の選挙でトルドー首相のスキャンダルが自由党の票を落としたとの見方が強まる中、連立がスムーズに行けば、首相の責任問題まで波及しないとの見方もあるが、動向は注目される。
ただ、市場ではどのような結果でも、短期的な上下動は別にして、中期的なカナダドルの買いの動きには影響しないとの見方が有力となっている。
USD/CAD 1.3084 CAD/JPY 83.04
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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