きょうのポンドは蚊帳の外=NY為替
NY時間の終盤に入ってポンドドルは1.23ドル台半ばで推移している。序盤はECB理事会を受けてユーロの売りが強まったことから、ポンドも連れ安となりポンドドルは1.22ドル台に下落する場面が見られた。しかし、その後にユーロが急速に買い戻されたことから、ポンドも追随している。
本日は基本的にポンドは蚊帳の外といった雰囲気だ。先週からの英議会での一連の動きで合意なき離脱への懸念が大きく後退しており、ポンドドルも買い戻しが優勢となっている。1.24ドル台は上値が重くなっているものの、21日線の上をキープしておりリバウンド相場を持続している。
現在、英議会が休会に入っており、何もないことが最もポンドを支援している状況が続いている。来週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、政策変更なしが有力視されている。英中銀は合意なき離脱になれば対応することを表明しているが、英ファンダメンタルズは底堅く推移しており、利下げには慎重姿勢を堅持している。
GBP/USD 1.2341 GBP/JPY 133.41 EUR/GBP 0.8972
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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