【これからの見通し】ECB理事会結果を受けた相場変動を警戒、NY後半には落ち着くか

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【これからの見通し】ECB理事会結果を受けた相場変動を警戒、NY後半には落ち着くか

 今日の注目イベントはECB理事会の結果発表となる。市場では大規模な追加緩和を期待するムードが広がっているが、ECBメンバーの見方は硬軟が分かれており、市場の期待通りのフルセットの内容となる確証は持てない状況。結果を受けたドラギECB総裁の会見内容にはいつも以上に市場の反応が敏感になりそうだ。今回はECBスタッフ経済見通しも発表される。

 前回7月25日理事会では、「現水準もしくはそれ以下の金利を必要な限り継続する」との文言に変更されており、市場では次回9月理事会でのマイナス金利の深堀りを示唆するもとの受け止めていた。現行のマイナス0.4%から0.5%もしくは0.6%への引き下げ見通しが広がっている。ただ、金利階層化の導入についてはECB内部での意見が分かれているもよう。

 QE再開についての思惑も広がっている。この点についても、スペインやフィンランドが支持しているようだが、ドイツ、フランスは反対姿勢。イタリアは態度を示していない。今後の再開の示唆が中間的なシナリオ。再開の発表はユーロ売り、検討せずであればユーロ買いの反応が想定される。また、再開される場合もその規模が300から500億ユーロの範囲で見方が分散している。

 ドラギECB総裁の会見が終わるまでは、相場は荒れそうだ。一連の緩和の発表を受けたユーロ相場の変動とともに、欧州株や米国株の反応も注意してみたい。ユーロ相場の急変動が一服したあとは、リスク動向をにらんだ展開となることが想定される。

 その他の材料も多い。米中通商協議をめぐる米中双方のコメントに相場が神経質になっており、足元では協議への期待感で円安に進みやすくなっている。経済指標は、ECB関連以外にも、ユーロ圏鉱工業生産(7月)、トルコ中銀政策金利、米消費者物価指数(8月)、米新規失業保険申請件数(7日までの週)などの発表が予定されている。トルコリラにとっては中銀の利下げ幅が注目されている。予想中央値は17.00%となっているが、予想レンジは15.75%から18.5%までと幅広い。現行水準は19.75%となっている。米債券市場では、30年債入札(160億ドル)が実施される予定。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

出所: minkabuPRESS

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