ＮＹ連銀指数はプラス４．３に持ち直すが、ドル買い反応はほとんどみられず＝ＮＹ為替

ＮＹ連銀指数はプラス４．３に持ち直すが、ドル買い反応はほとんどみられず＝ＮＹ為替

　７月のＮＹ連銀景況指数はプラス4.3と事前予想プラス2.0を上回った。記録的な落ち込みを示した前回６月のマイナス8.6から持ち直した。ただ、５月プラス17.8や４月プラス10.1の水準よりは低くなっている。
　
　発表後の市場の反応はほとんどみられていない。米１０年債利回りは2.10％台と本日の最低水準付近での推移。ドル円は引き続き108円台割れ水準、ユーロドルは1.1270近辺と、発表直前とほとんど変化はみられていない。

　ＮＹ連銀指数の内訳をみると、回復に力強さが欠ける面がある。新規受注はマイナス1.5と前回のマイナス12.0から改善したが、２か月連続のマイナスだった。仕入価格、販売価格、出荷、在庫水準、雇用者数などは悪化した。一方、入荷遅延、受注残、週平均就業時間は改善した。

USD/JPY　107.95　EUR/USD　1.1267　EUR/JPY　121.64