合意無き離脱や英中銀の利下げ期待も引き続きポンドを圧迫=NY為替
FRBの利下げ期待後退からドル買いが優勢の中で、ポンドドルは先週末に引き続き1.25ドル割れを試す動きが続いている。目先は先週末につけた年初来安値1.2480ドルが意識される展開。
FRBの利下げ期待の後退のほかに、合意無き離脱や英中銀の利下げ期待がポンドを圧迫している状況に変化はない。先週のカーニー英中銀総裁の講演以来、英中銀の利下げ期待が高まっている。これまで英中銀はEU離脱の混迷にもかかわらず、ファンダメンタルズには自信を示していた。ただ、同総裁の講演を受けて、次回8月1日に予定されている金融政策委員会(MPC)では利下げの可能性を打ち出すのではとも見られている。
先週発表になっていたPMIのデータは弱い内容が相次いでいたが、今週は5月の月次GDPや鉱工業生産の発表が予定されており注目される。
GBP/USD 1.2506 GBP/JPY 135.92 EUR/GBP 0.8963
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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