ユーロドル、ストラテジストが予想引き下げ 欧州リスクと原油高を警戒=NY為替
きょうの為替市場、原油が急落しており、WTIが100ドルを割り込む中、為替市場はドル安の反応が見られている。そのような中、ユーロドルは買い戻しが優勢となり、一時1.1240ドル近辺まで上昇する場面が見られた。一方、ユーロ円も買い戻しが膨らみ、一時177円台を回復。現在は21日線が来ている176円台後半での推移となっている。
ただ、ユーロに弱気な見方は根強い。米大手銀のストラテジストは、今後3カ月のユーロドルの予想を従来の1.1350ドルから1.1050ドルに下方修正した。欧州市場におけるテールリスク(発生確率は低いものの影響が大きいリスク)への懸念や、米国に有利な金利差の拡大、中東情勢の緊張によるエネルギー価格の高止まりを理由に挙げた。「市場は欧州のテールリスクを以前より織り込んでいるものの、11月にかけてはユーロよりもドルに有利な非対称的なリスク構造が続くと見ている」と指摘。仏10年債と独10年国債の利回り格差が大幅に拡大し、欧州の銀行株も大きく調整したことは、こうしたリスクの再評価を示しているという。
また、中東紛争によるエネルギー価格の高止まりが、ECBを難しい立場に追い込んでいるとも分析。ECBがタカ派な対応を取れば欧州国債に下押し圧力(利回り上昇)がかかる一方、ハト派な対応を取れば米欧金利差が一段とドルに有利な方向へ拡大する恐れがあると指摘した。
EUR/USD 1.1200 EUR/JPY 176.84 EUR/GBP 0.8346
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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