日本の為替政策が米国債の資金調達にリスクをもたらす可能性=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は162.60円近辺と本日高値圏での推移となっている。介入警戒感もあり、時間はある程度かかった印象だが、1つの節目となっていた162円を突破してきた。
ストラテジストからは、日本の当局が介入を講じなければ、ドル円は170円台まで上昇する可能性があるとの見方も出ている。次の節目として、164.50円が重要な水準に挙げている。
また、日本の当局による介入は、米政府の国債発行・資金調達に影響を及ぼす可能性があるとの指摘がエコノミストから出ている。約40年ぶりの円安水準を付ける中、市場では日本当局が近々為替介入に踏み切るのではとの見方も広がっている状況。
同エコノミストによると、過去の為替介入で日本は、保有する米国債を一部売却して介入資金を確保したものの、その売却規模は比較的小さかったという。その理由について、大規模な米国債売却は米国債利回りを急上昇させ、結果としてドル高を一段と進めてしまうためだと説明。
一方、日本の為替政策が日本国内への資本還流を促す方向に向かえば、長年に渡り米国へ流入してきた日本の資金が減少し、米国の国債発行を支えてきたドル建て資金の流入が鈍る可能性があるとも指摘。「米国は、日本による米国債への需要が続くことを当然視するようになっている。しかし、その需要が無条件に続くと考えるべきではない」と警鐘を鳴らしている。
USD/JPY 162.59 EUR/JPY 185.78
GBP/JPY 215.63 AUD/JPY 112.52
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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