【これからの見通し】ドル円162円台乗せ、実弾介入はどうか 米JOLTS求人件数を確認
【これからの見通し】ドル円162円台乗せ、実弾介入はどうか 米JOLTS求人件数を確認
ドル円相場は本日の東京市場で一時162.40付近まで急伸した。これまで壁となっていた162.00レベルをあっさりと上抜け、短期筋のショートカバーが持ち込まれた格好。背景としては、日本政府の骨太の方針で日銀の早急な利上げをけん制したとの市場の受け止めがある。また、昨日のラガルドECB総裁の慎重姿勢がドル買いを促した面もある。一方で、米FRBの利上げに対する市場の思惑は引き続き強く、ドル買い基調を下支えしている状況だ。
この後の海外市場では、ドル円動向がまず注目されよう。162円台乗せとなり、約40年ぶりのドル高・円安水準となるなかで、政府・日銀による実弾介入が実施されるのかどうか。市場は固唾をのんで見守っている状況。直近4月30日の介入事例だと、約5円幅の円高の動きだった。突然の値動きにシートベルトを締めて臨みたい。
ドル相場にとっては、日本時間午後11時に発表される米JOLTs求人件数が注目材料だ。市場予想は729.6万件と前回の761.8万件からは減少する見込み。ただ、市場では米国開催のワールドカップの影響を指摘する声もあり、上振れには注意しておきたい。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米求人件数のほかにもドイツ雇用統計(6月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(6月)、KOFスイス先行指数(6月)、トルコ貿易収支(5月)、南ア貿易収支(5月)、カナダ実質GDP(4月)、米住宅価格指数(4月)、米S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(4月)、米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(6月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(6月)などが予定されている。
発言イベント関連では、ECBフォーラムに関連して、ブイチッチECB副総裁、エルダーソンECB理事、シュナーベルECB理事、ブリーデン英中銀副総裁、レーンECBチーフエコノミストなどの各部会に出席する。チポローネECB理事のインタビューも予定されている。また、米国イラン実務者協議がカタールで開催される見込み。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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