【これからの見通し】ドル安・円高ともに一服、明日の米FOMC発表を控えて
【これからの見通し】ドル安・円高ともに一服、明日の米FOMC発表を控えて
今週は急速にドル安および円高が進行した。各通貨ともに日足チャートを観察すると伸び切った感があり、短期的な行き過ぎを示すRSI(相対力指数)は買われ過ぎもしくは売られ過ぎゾーンに接近・到達している。あすには米FOMC発表という注目イベントを控えて、足元の相場状況は調整主導となりやすいようだ。
ただ、材料的には依然としてドル安圧力が強い。トランプ米大統領が韓国やカナダに対して関税の脅しをかける状況がみられている。また、対イランで米空母打撃群を中東に派遣するなど再び緊張が高まっている。米国内では移民問題の深刻化、大寒波襲来などの悪材料も指摘される。
円相場は為替レートチェックとみられる動きで、先週末から円高方向に急激な値動きがみられた。ただ、足元では投機筋の円売りの動きが封印されており、実弾介入がすぐに入る状況とはなっていない。そのなかで、米FOMCや総選挙などの注目イベント前後にドル高や円安の動きが広がれば、再び日米当局の対応措置が取られる可能性を指摘しておきたい。
市場の緊張感は通貨オプション市場に端的に示されている。ドル円1週間ボラティリティーは11.6%前後で推移しており、一時の14%付近からは上昇一服も、引き続き1カ月以降よりは高い水準を保っている。引き続き短期変動に備える態勢が取られている状況だ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス消費者信頼感指数(1月)、香港貿易収支(12月)、メキシコ貿易収支(12月)、ブラジル拡大消費者物価指数(IPCA)(1月)、ハンガリー中銀政策金利(1月)などに続いて、S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(11月)、FHFA住宅価格指数(11月)、リッチモンド連銀製造業指数(1月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(1月)などの米経済指標が予定されている。
発言イベント関連では、ナーゲル独連銀総裁のデジタルユーロに関する会議出席が予定されている程度だ。米5年債入札(700億ドル)の実施などが予定されている。また、米主要企業決算ではボーイング、TIなどが注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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